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白馬岳 大雪渓を登る「何処もかしくも圏外」②

下山のコース

白馬山荘⇒白馬岳山頂(0:13)⇒小蓮華山(1:05)⇒船腰ノ頭(1:35)⇒白馬大地山荘(2:00)⇒天狗原(3:25)⇒自然園駅(4:15)

白馬山荘を出発

朝は5時45分頃に起床した。下山は栂池コースを辿り、栂池自然公園駅まで行き、ロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ下山する。白馬岳の頂上へ到着。行き着く暇もなく、稜線を辿っていく。稜線の脇くら見える山の緑と白のコントラストが美しい。やはり山は早朝を歩くのが一番気持ちが良い。天気が安定していることが多いし、涼しいし、目が覚めて健やかな気持ちになる。

特急サンダーバード

道の途中で特急サンダーバードが止まっている。高山植物の中にいるといっそう鳥の姿が映える。特急サンダーバードの良いところは京都駅からの乗り継ぎが便利なところ。悪いところは風雪に弱いところ。

何処もかしくも圏外

山を慎重に降りつつもソープの電話予約をしたいと思っていたが、ずっと圏外のままだ。みなさん、こういう焦ったときに事故が起こります。それでも山で電話予約合戦を勝ち取り、「ヤッホー、ヨッシャー!!」と叫びたい。そんな気持ちが先行する。白馬大地山荘に着く頃に電波が2本立ち始めた。さすがに山小屋に着けば電波はビンビンだろう。そう思ったのが甘かった。白馬大地山荘に着くと山の神が僕を嘲笑うかのようにスマホの画面は圏外表示。山の自然は中々思い通りに動いてくれない。「悲しいとき〜、悲しいとき〜 ソープの電話予約入れたら圏外だったとき〜、悲しいとき〜 悲しいとき〜 ソープの電話予約入れたら圏外だったとき〜」僕はささやかな抵抗として山の神である山彦さまが声色を真似る習性を利用してエッチな発言をさせた。この行為があとで山の神の逆鱗に触れないことを祈るばかりだ。下山途中の朝9時30分頃にソープの電話がつながったが、案の定、お目当ての女の子は既に全ての枠が予約済みだった。

栂池自然公園駅へ到着

登った感がない山の頂上に着くと石で積んだケルンが見える。これが山行者にとっては道標となる。これが最大限まで石を積むんだものがケルン大聖堂になるんだなと思うと、自分もどこまで石を詰めるか挑戦したくなる。栂池コースはかなり長いコースで本格的な下山に入ると大きな石を踏みながら降りていく。雨の日だったら慎重に歩を進める必要があると思う。山を降り切ると天狗原に辿り着く。ここは高山植物等の草花が豊富なスポット。僕の友人のフランツならここを嬉しさのあまり走って駆け抜けるだろう。そして山岳警備隊にただちに捕獲されるだろう。

白馬岳を登った感想

ここまで書いた文章の中からは下山の山行がかなり辛かったことが1ミリも伝わって来ないと思うけど、栂池自然公園駅まで辿り着く頃には足がかなりヘトヘトだった。白馬大雪渓をピストンすれば3時間30分で下れると思うが、石を落下させる危険性があり、大雪渓のピストンは推奨していないようだ。言うまでもなくエッチな方のピストンはなおさら推奨していない。ここからロープウェイとゴンドラを利用して栂池スキー場のふもとまで降りる。文明の力の偉大さを感じながら外の景色を眺める。スキー場の降り場まで着く。ここから猿倉駐車場までバスを2本乗り継いで向かうのですが、バスが1〜2時間の間に1本とかなので大雪渓から栂池のルートは八方バスターミナルに車を止めて八方バスターミナルをハブとして使うべきだと思う。栂池のスキー場付近のカフェで特大のカレードリアを食べ、八方バスターミナル付近の八方の湯で久しぶりの汗を流す。温度無調整の禍々しいほどの熱い湯を美味しくいただきました。最後に猿倉で軽アイゼンを返した。行きにアイゼンの履き方を教えてくれたお兄さんが他所他所しくて少し人間不信に陥った。あのフレンドリーさはなんだったんだ。僕のカテゴリーは「other=他人です」なのか。こうして無事に白馬岳を一泊二日で登り切ったが、まだまだ魅力を味わい尽くせていない気がする。次回登るときには紫のバンダナキャップを被ったあの子を迎えに行こう。そう心に誓った。

《完》